横浜アソビル「バンクシー展 天才か反逆者か」は9月27日まで

落札直後の絵が自動的に破損されたシュレッダー事件、
東京の「バンクシー作品らしきネズミの絵」騒動など、
何かと話題を提供してくれる覆面作家バンクシーの個展が
横浜のアソビルで2020年9月まで開催中。
会期終了後は全国巡回の予定です。

「バンクシー展 天才か反逆者か」(BANKSY GENIUS OR VANDAL?)

2020年3月15日(日)~9月27日(日)
10時~20時30分 ※入場は閉館の30分前まで
会期中無休

5月30日(土)より営業再開
3月28日~5月29日までの日時指定チケットをすでに購入している場合、
9月27日(日)までの期間中は記載の日時以外の来場が有効となります
公式サイトTwitterなどでご確認ください。

神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル 2F

日時指定前売りチケット
(平日)
大人 1,800円 大・専・高 1,600円 中学生以下 1,200円
(平日18時以降)
大人 1,500円 大・専・高 1,300円 中学生以下 1,200円
(土日祝)
大人 2,000円 大・専・高 1,800円 中学生以下 1,400円
※未就学児入場無料
https://banksy.eplus.jp/index.php

プレイガイド販売チケット(入場日時の指定がないチケット)
(平日)
大人 1,800円 大・専・高 1,600円 中学生以下 1,200円
(平日18時以降)
大人 1,500円 大・専・高 1,300円 中学生以下 1,200円
※未就学児入場無料
イープラス、チケットぴあ、ローソンチケットの各HPで販売
(チケット料金に加えて各プレイガイドの手数料が必要)

当日窓口販売チケット(在庫に余裕がある場合のみ)
(平日)
大人 2,200円 大・専・高 1,800円 中学生以下 1,200円
(土日祝)
大人 2,400円 大・専・高2,000円 中学生以下 1,400円
※未就学児入場無料

会期終了後、10月から大阪、その後地方に巡回予定

公式ホームページ



シュレッダー事件?「バンクシー作品らしきネズミの絵」? 謎のアーティスト日本初の展覧会

世界各地の壁や路上に社会風刺的かつファンタジックな絵を描いていく
イギリスの覆面アーティスト・バンクシー。
ストリートアートが中心のその作品の大半はいわば「落書き」として消されてしまうので
現存している作品はごく少数だといいます。
今回の個展では世界中のコレクターが所有するバンクシー作品を集結させ、
オリジナルのペインティングや版画、立体オブジェクトなど70点以上の作品が来日。
これは過去最大級の規模だそうです。
2015年に企画されたアートと風刺のテーマパーク「ディズマランド」の映像、
パレスチナに建てられた「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」の再現展示などもあるとか。

ところで、2018年からすでに世界5都市で開催されているこの展覧会ですが
主催者いわく「An Unauthorized Exhibition(無許可の展覧会)」。
バンクシー本人は関与しておらず、
公式の認証機関「ペストコントロール」のに許可を得たわけでもないそうです。
(無断で作品を残していくアーティストの展覧会を無断で開催する…洒落?)

メインヴィジュアルの風船を飛ばす少女《Girl with Balloon》は
バンクシーの代表的なモチーフで、
2002年にロンドン市内の壁に出現して以来
アレンジを加えた作品が世界のあちこちに出現しているそうです。
とくに有名なのは《Love is in the bin》(愛はゴミ箱へ)と改名されたもの。
これは絵画作品としてロンドンのオークションハウス「サザビーズ」に出品され、
最終的に104万2000ポンド(約1億5500万円)で落札されました。
…その直後、額縁に仕掛けられていたシュレッダーで下半分が裁断されたことで
同じモチーフの作品の中でもトップクラスに有名な1枚になったわけです。
バンクシーはオークション会場の動画を撮影し、インスタグラムに投稿しました。
(本当は完全にバラバラになる予定だったんだとか)

日本でも最近、バンクシーをめぐる珍事がありました。
東京日の出ふ頭近くの防潮扉に描かれていたネズミの絵。
存在自体は10年くらい前から把握されていましたが、
2018年末に「バンクシーの作品ではないか」との情報提供があって話題になりました。
バンクシー本人が何も言わないのであくまでも「バンクシー作品らしきネズミの絵」ですが、
東京都は保護や混乱防止のため描かれた防潮扉ごと回収。
2019年の4月25日から5月8日まで、東京都庁第一本庁舎2階のロビーで展示されました。
現在は日の出ふ頭2号船客待合所(シンフォニー乗り場)で
「当分の間」公開されているようです。



チケットの購入は公式ホームページの日時指定前売りタイプがおすすめ

この展覧会は日時指定入場制です。
入替制ではないため、1度入場した後は閉館時間まで滞在することができます。
入場枠が余っている場合のみ当日券の販売がありますが、売り切れの場合は販売しません。

日時指定前売りチケットは公式のホームページから購入できます。
(QRコードをスマートフォンに表示、または紙に印刷して使用します)
3月現在で予約できるのは6月30日まで。
新型コロナウイルスが収束するあたりを狙って予約してみては?

公式のホームページからチケット購入サイトに移動。
日付、時間、枚数を選択します。
金曜夜も平日扱いなのは有り難いですね。

下にスクロールすると入場時間の空きがチェックできます。
基本は1時間刻み、18時以降は2時間です。
今のところそれほど混んではいないようですが、
現在の情勢を考えると6月以降にした方が良いかもしれません。

オーダー内容を確認して、個人情報を入力。
イープラスIDでログインすると自動で入力されます。

支払はカード決済とコンビニ決済から選ぶことができます。
支払い完了後、指定のメールアドレスにQRコードと
注文内容、注意事項、アプリ(izi.TRAVEL)を使った無料音声ガイドの案内を
記載したメールが送られます。

イープラス、チケットぴあ、ローソンチケットでは
入場日時の指定がないチケット(コンビニでの発券が必要)の取り扱いがありますが
別途手数料が必要になります。
また混雑状況によっては入場待ちになることがあるそうです。



東京品川の寺田倉庫G1ビルでも「BANKSY展(仮称)」

2020年はさらに、8月29日(土)から12月6日(日)まで
東京品川の寺田倉庫G1ビルで「BANKSY展(仮称)」が企画されています。
(会期終了後は大阪に巡回予定)
なんとこちらも「非公認」らしいのですが、
バンクシー本人がコレクターに譲った作品や体験型コンテンツが展示されるようです。
詳細発表は2020年春…つまりそろそろ公開されるはず。

いろいろな意味で目が離せないバンクシーとバンクシー展。
元からのファン・去年知った人・展覧会の開催まで知らなかった人も
みんなで楽しみめると良いですね。