
朽木ゆり子『ゴッホのひまわり―全点謎解きの旅』集英社新書,2014 (アート・美術館のおすすめ本)
《ひまわり》といえば、南フランスのアルルで描かれた 花瓶に活けたひまわりの連作7点が有名ですが、 フィンセント・ファン・ゴッホはこれ以前...
おもに東京都内の美術館や博物館を楽しく利用するためのサイト
《ひまわり》といえば、南フランスのアルルで描かれた 花瓶に活けたひまわりの連作7点が有名ですが、 フィンセント・ファン・ゴッホはこれ以前...
もともと美術館巡りが趣味だった著者による「アート・コラムの展覧会」。 雑誌『TV Bros.』に2013年から2018年まで連載されていた...
漫画『進撃の巨人』に登場する巨人たちの造形に魅せられた著者が、 美術解剖学の視点から巨人の世界に切り込んでいきます。 超大型から奇行種ま...
「モナ・リザ」とは誰なのか。これについては様々な説があり、モデルの名前が判明してからも謎が残っています。この物語は謎に対するひとつの解答ですが、モデルとなる筈のジョコンダ夫人の登場で幕切れとなり、いま真実を知るのは「モナ・リザ」のみとなっています。
芸術はいかにして芸術になったか…なんてことに思いをはせてみたくなります。近寄りがたい芸術を茶化し、現代アートをこき下ろし、最終的には「好きならそれで良し」と公平なところも見せつつ、西洋美術の流れをユーモアたっぷりにたどる本。
タイトルだけ見ると変わり種のビジネス書のようですが、京都造形芸術大学のアート・コミュニケーション研究センターが提唱する対話型鑑賞プログラム(ACOP)を事例を挙げながら紹介するものです。「みる・考える・話す・聴く」を基本にした、専門知識を必要としない美術鑑賞。やろうと思えば今すぐにでも始められます。
作家の江國香織さんが好きな絵画をとりあげて語るエッセイ集。画家バルテュスを訪ねた時のエピソードも収録されています。静かな語り口で紹介される作品の姿は、作品の素敵なことだけでなく江國さんが持っているごく私的な「絵の気分」まで伝えてくるようです。
エウヘーニオ・ドールス『プラド美術館の三時間』は、作者が友人を相手にプラド美術館で絵画を語るという、変わった形式で進行する美術館案内であり絵画論です。2020年4月公開の映画と併せて読んでみるのも楽しいかもしれません。
『コルビュジエさんのつくりたかった美術館』は、国立西洋美術館とその設計者をテーマにした絵本。コルビュジエさん本人に案内されて、ル・コルビュジエの思想と西洋美術館について学べる入門書です。
美術家・森村泰昌が、美術史に名前の残る7人の大家と「グルメ」「IT」「少年犯罪」など現代社会のキーワードを組み合わせた「超・美術鑑賞術」を実践する、NHKの講座テキストを本にまとめた1冊。その中から日本で公開中の「フォリー=ベルジェールのバー」をめぐるエピソードを紹介します