映画『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』2020年8月下旬にUPLINK渋谷・吉祥寺で再上映

東京都現代美術館で開催中の
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」(2020.6.9~9.27)の開催に合わせ、
映画「オラファー・エリアソン 視覚と知覚」が
UPLINK渋谷とUPLINK吉祥寺でそれぞれ1週間の再上映。
オラファー・エリアソンのインスタレーションがスクリーンに登場します。

オラファーと現在開催中の「ときに川は橋となる」については、
2020年4月26日の日曜美術館でも紹介されました。

『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』(2009)

監督:ヘンリク・ルンデ(Henrik Lundo)、ヤコブ・イェルゲンセン(Jacob Jorgensen)
出演:オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)
製作年:2009年
制作国:デンマーク
言語:英語、デンマーク語
ステレオ/カラー
時間:77分
原題:Olafur Eliasson : Space is Process
配給:フィッカ(Ficka)
Copyright: Jacob Jørgensen, JJFilm, Denmark

日本での初上映は2017年。
オラファー・エリアソンはこの年、
「ヨコハマトリエンナーレ2017」(2017.8.4~11.5)に
《Eye see you》(2006年ルイ・ヴィトンのクリスマスディスプレイとして制作)と
《Green light》(難民受入れを意味するグリーンライトを共同で作るワークショップ)
の2作品を出展しています。


上映期間・時間・料金について

上映期間は渋谷と吉祥寺で異なります。

UPLINK渋谷 8月21日(金)~8月27日(木)

15時45分~17時4分(予告2分)

一般 1,300円
19歳~22歳 1,100円
16歳~18歳 1,000円
15歳以下 800円
60歳以上 1,200円

UPLINK会員
一般 1,100円 22歳以下 1,000

UPLINK吉祥寺 8月28日(金)~9月3日(木)

20時35分~21時54分(予告2分)

9月3日(最終日)のみ、18時35分~19時58分

一般 1,300円
19歳~22歳 1,100円
16歳~18歳 1,000円
15歳以下 800円
60歳以上 1,200円

UPLINK会員 1,100円

DVD『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』(2020)

渋谷と吉祥寺をあわせても2週間と短期間の上映のため
映画館に行く都合がつかないこともあるでしょうし、
人ごみや密閉空間に出かけるのはまだ抵抗がある方も多いと思います。
そんな時は、AmazonでDVDを購入するという方法もあります。

Amazon (4,400円)

このDVDは東京都現代美術館の「ときに川は橋となる」開催を記念して制作されたものです。


オラファー・エリアソンと《ザ・ニューヨークシティ・ウォーター フォールズ》

ザ・ニューヨークシティ・ウォーター フォールズ(2008) 高さ最大36mから毎分13万リットルの水が流れ落ちる。
制作費約17億円、経済効果75億円以上。55カ国・140万人が目撃した4つの滝はアートシーンに衝撃を与えた。

映画の中心となるのは、
2008年に発表された《ザ・ニューヨークシティ・ウォーター フォールズ》。
ニューヨーク市を流れるイースト川に、4つの人工滝を作るプロジェクトです。

滝の設置場所を探すところから実際の稼働まで、
オラファー・エリアソンの作品の中でも特にダイナミックな作品が完成に至る
およそ2年半(2006年2月~2008年6月)の軌跡を追いかけるドキュメンタリー。
この情報だけで「何だか面白そう」という気がしてきませんか。

オラファーは2016年にも、
フランスのヴェルサイユ宮殿で開催された個展のために
庭園のグラン・カナルに滝のインスタレーションを作っています(公開終了)。

その他のインスタレーション

映画では《ザ・ニューヨークシティ・ウォーターフォールズ》のほかにも、
オラファー・エリアソンが生み出す、
自然界の要素を取り入れたインスタレーションが登場します。
制作過程の映像や、作者本人による解説も見どころのようです。

金沢21世紀美術館で開催された展覧会「あなたが出会う時」のために制作された
《水の彩るあなたの水平線(Your watercolour horizon)》(2009)や、
《あなたが創りだす空気の色地図(Your atmospheric colour atlas)》(2009)。

またオラファー・エリアソンの代表作であり「ときに川は橋となる」でも展示されている
《ビューティー(Beauty)》(2008)。

そしてロンドンのテート・モダンのタービンホールで発表された出世作
《ウェザー・プロジェクト(The weather project)》(2003)。

水の動きに従って揺らめくプリズムの光や
色のついた霧に満たされた空間、人工の虹や太陽などは、
映画のスクリーンではどのように見えるのか気になります。