ぐるっとパス2020(対象施設99)の販売期間、2021年3月31日まで延長(最終有効期限は変わらず)

美術館・博物館等で使えるぐるっとパス2020は、6月18日(木)から発売です。
2019年版と比べると都内の文化財庭園7館が新しく追加され、ちょっとしたお散歩などに出かけるのに便利になりました。
また残念ながら、長期休館する泉屋博古館分館とパナソニックセンター東京 リスーピア、石川県に移転する国立近代美術館工芸館は今年度のぐるっとパスに含まれず、対象施設数は99となります。都内を中心にたくさんの美術館・博物館で使える入場券・割引券がセットになった
「ぐるっとパス2020」が、4月1日から発売されます。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため発売延期となっていましたが、
6月18日(木)から、「ぐるっとパス2020」の発売開始されました

また2021年1月20日に、販売期間が3月31日まで延長されることが
事務局から発表されました。(最終有効期限は変わりません)

ぐるっとパスについて

 販売価格 2,200円
 販売期間 2020年6月18日~2021年3月31日
 有効期限 最初に使用した日から2か月(最終有効期限は、2021年3月31日)
 公式

注意したいのは、最終有効期限は3月31のままということ。
たとえば3月31日に購入すると、次の日にはもう期限が切れてしまうという…
たいへん悲しい事態になります。

「ぐるっとパス2020」に関する事務局からのお知らせ
(延期から発売開始、販売期間延長まで)

以下は、ぐるっとパス事務局からのお知らせです。

2020.3.31

「ぐるっとパス2020」の参加施設では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、多くの施設がやむをえず臨時休館しております。

せっかくご購入いただきましたお客様がご活用できない状況を考慮いたしまして、残念ですが「ぐるっとパス2020」の発売を延期することにいたします。
4月1日(水)の発売をお待ちいただいたみなさまには、大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

発売開始日については決まり次第公式サイトにてお知らせします。

また「ぐるっとパス2020」の春夏パンフレットに記載した展示内容や会期に変更が生じている施設がございます。

お知らせの全文はこちら

その後、5月25日に東京都の緊急事態宣言解除が宣言されましたが、
多くの施設が休館を続けていることをうけ、
5月29日に発売延期と参加施設の開館状況に関するお知らせを発表。

2020.5.29

「ぐるっとパス2020」対象施設では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、いまだに多くの施設が臨時休館しております。

お客様がご利用できない状況を考慮いたしまして、「ぐるっとパス2020」は発売を延期しております。

参加施設の開館状況によって発売の準備をしてまいります。発売開始日については決まり次第公式サイトにてお知らせします。

また、「ぐるっとパス2020」の春夏パンフレットに記載した展示内容や会期に変更が生じている施設がございます。

5月29日(金)現在の参加施設の開館状況についてはこちらをご覧ください。

「ぐるっとパス2020」参加施設開館(予定)の状況(5/29現在)

そして6月17日に、発売開始が発表されました

2020.6.17

いよいよ「ぐるっとパス2020」を、本日6月18日(木)から発売開始いたします。

参加施設は99施設。4施設も増えて、価格は2,200円と変わりません。
使い始めた日から2ヶ月間利用可能です。

「ぐるっとパス2020」には、都内の文化財庭園が7園加わります。
目的の展覧会などと合わせて、庭園の散策も兼ねて出掛けるなど、よりいっそうパスをご活用いただけます。

参加施設、入場、割引の区別、割引金額などの詳細は「ぐるっとパス2020」の展覧会情報修正版を参照ください。

事前日時予約の導入などにより、一部の展示でぐるっとパスをご利用いただけない等々、従来の情報から変更のある施設がございますので予めご確認ください。

「ぐるっとパス2020」対象施設の展覧会情報修正版はこちら

販売期間延長のお知らせは、2021年の1月20日です。

2021.01.20

「ぐるっとパス2020」は、販売期間を3月31日(水)まで延長いたします。

2021年2月1日(月)以降は、「ぐるっとパス2020」は、対象施設の窓口のみで購入できます。
※ 東京藝術大学大学美術館、休館している施設では販売していません。
※ 引換券(コンビニ等)や交通機関とのセット券の販売はありません。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止が求められている現状ですが、美術館、博物館等はさまざまな感染防止の対策を行うなど、皆様に安心してご鑑賞いただけるよう努力を続けております。新しい発見と楽しみに出会える機会として、引き続き「ぐるっとパス2020」をご活用ください。

ご注意事項

※ 最終有効期限は3月31日(水)までです。
2月2日(火)以降にご利用開始された方は利用期間が2か月未満となりますので、ご了承いただいたうえでご購入いただくようお願い致します。

(後略)

なお、対象施設の休館や展覧会の中止・延期は今後もつづく可能性があります。

一度購入したパスの払い戻し・期間延長・新しいパスとの交換はできません。
購入する時は目的の施設が開館しているかどうかチェックすることをお忘れなく。

対象施設に7つの庭園が追加 都立9庭園がすべてぐるっとパス対象施設に

ぐるっとパス2020では新しく

  • 向島百花園(上野周辺エリア)
  • 小石川後楽園(東京・皇居周辺エリア)
  • 旧芝離宮恩賜庭園(港・渋谷・目黒・世田谷エリア)
  • 清澄庭園(墨田・深川・臨海エリア)
  • 旧古河庭園(新宿・練馬・池袋・王子エリア)
  • 六義園(新宿・練馬・池袋・王子エリア)
  • 殿ヶ谷戸庭園(多摩エリア)

の7庭園が参加しています。

  • 旧岩崎邸庭園(上野周辺エリア)
  • 浜離宮恩賜庭園(港・渋谷・目黒・世田谷エリア)

は既にぐるっとパス対象施設に入っているため、2020年度から
9か所ある都立の文化財庭園はすべてぐるっとパスが使えるようになりました。

これら9つの庭園はそれぞれ年間パスポートを発売しているほか、
9庭園すべてで1年間有効の
都立9庭園共通年間パスポート」(一般 4,000円 65歳以上 2,000円)
もありますので、あわせてご検討ください。

新しいぐるっとパスが発売される4月のはじめはちょうどお花見の時期。
この機会に、歴史ある庭園の散策を楽しんでみるのは如何でしょう。

泉屋博古館分館・リスーピア・国立近代美術館工芸館は対象外に

新しい施設が追加される一方、2020年度は除外された施設もあります。

泉屋博古館分館
住友家が蒐集した美術品を保存、展示する泉屋博古館の東京分館(六本木)は、
改修工事のため、2020年1月から2021年12月まで長期休館中です。(2022年再開予定)
公式ホームページ

パナソニックセンター東京 リスーピア
江東区のパナソニックセンター東京内にある理科・数学の体験施設リスーピアは、
東京オリンピック・パラリンピックに向けた一部施設改装のため
2020年3月17日から長期休止に入ります。(2020年10月ごろ再開予定)
公式ホームページ

国立近代美術館工芸館
東京国立近代美術館の分館として、近現代の工芸およびデザイン作品を展示紹介してきた
国立近代美術館工芸館(千代田区)は、
現在開催中の所蔵作品展を最後に東京での展示活動を修了します。
その後は石川県金沢市に移転し、東京オリンピック開催前にオープン予定だそうです。
石川県ホームページ http://www.pref.ishikawa.jp/kikaku/kogeikan/top.html#

東京国立近代美術館工芸館「所蔵作品展 パッション20―今みておきたい工芸の想い」 3月8日まで

都内最後の展覧会です。
(わたしはいつでも行けると高を括っていた工芸館がまさかの移転で焦っております…)

2019年12月20日(金)~2020年3月8日(日)

千代田区北の丸公園1-1

10時~17時 ※入場は閉館の30分前まで

一般 250円(200円) 
大学生 130円(60円)
※()内は20名以上の団体料金

高校生以下および18歳未満・65歳以上無料
障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
※入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳などの提示が必要

ぐるっとパス対象施設 所蔵作品展入場券あり

月曜日休館(2月24日は開館し、翌25日休館)

公式ホームページ

2021年度以降、ついに100施設を越える…かも?

国立近代美術館工芸館は他県への移転になりますが、
泉屋博古館分館とリスーピアは長期休館のため一時的に対象外になっているようです。
もしかすると2021年度はリスーピア、2022年度に泉屋博古館分館が再び参加して
対象施設がついに100を越える可能性もありますが…さて、どうなることでしょう。