丸紅ギャラリー 大手町の新しい美術館(竹橋駅から1分・チケットは完全キャッシュレス)

2021年、皇居の御堀端に新しい美術スポットが誕生しました。
丸紅株式会社の新本社ビルの3階にオープンした「丸紅ギャラリー」は、
丸紅がその歴史の中で収集してきたコレクションを紹介する美術館です。

丸紅ギャラリーへのアクセスは?

丸紅ギャラリーは、2021年5月に移転した丸紅株式会社の新本社ビル(東京)の3階にあります。

東西線竹橋駅・3a出口(西船橋よりの出口)のほとんど目の前、
大手町駅や神保町駅からも歩いて行ける、さすがの好アクセス。
ただし大手町駅・神保町駅は駅の中が広く入り組んでいるので、
降りる場所や乗り入れる路線を間違えると大変遠回りになります。

  • 竹橋駅 3a出口
  • 大手町 C2b出口
  • 神保町 A9出口

と、出口の番号さえ間違えなければ、
大手町駅・神保町駅からも徒歩10分以内。

入り口を入ってすぐ右手にあるエスカレーターが、ギャラリー直通です。
プライベートでよその会社にお邪魔するのは、なんだか新鮮な気分ですね。

丸紅ギャラリー

東京都千代田区大手町1-4-2 丸紅東京本社ビル3階

10時~17時
※入場は閉館の30分前まで

日曜・祝日休館
年末年始、展示替期間は休館

一般(大学生以上) 500円
現金は使用できません電子マネーまたはクレジットカードのみ

公式ホームページ

丸紅ギャラリーの入館料(一律500円・完全キャッシュレス)

入館料を支払う時、ちょっとした注意が必要です。
丸紅ギャラリーでは完全キャッシュレスを実施しており、
支払は交通系カードなどの電子マネー、およびクレジットカードのみ。
公式のホームページやチラシにも「現金は使えません」と明記されています。

丸紅ギャラリーは今後も完全キャッシュレスで行くようで、
コロナ時代には有り難い方針かもしれません。

ギャラリーの売り上げは、社会福祉法人丸紅基金に全額寄付されます。
入館料は一律500円で、学生割引などはありません。


丸紅ギャラリーのコレクション 染織・染織図案・絵画

丸紅ギャラリーに展示される予定のコレクションは、

  • 染織品(着物など)
  • 染織図案
  • 和洋の絵画

の3本柱で成り立っています。
これらの工芸品・美術品は、丸紅の歴史とともに作られました。
丸紅は1858年に繊維を中心とした卸販売からはじまり、
第二次正解大戦後に総合商社へと発展した会社です。

染織品

大正~昭和初期の不況で
丸紅の前身である「丸紅商店」は、着物の新しいデザインを模索するべく、
1925年に古い時代の染織品を収集・研究する「名品会」を作ります。
染織品のコレクションは1929年に能装束を購入したのがはじまりで、
江戸期を中心に着物・袱紗・帯・小物など400点あまりが所蔵されています。

染織図案

1927年に開催された染織図案研究会「あかね会」(もとは「草の葉会」)では、
画家をはじめ様々なアーティスト70名に毎年オリジナルのデザインを依頼し、
およそ10年にわたって丸紅主宰の展覧会で発表していました。
(協力者には竹内栖鳳などのビッグネームが名を連ねています)
現在所蔵されている図案のコレクションは約600点。
染織図案研究会の活動は、絵画のコレクションにも繋がっています。

近代日本絵画と西洋画

近代日本絵画のコレクションは、あかね会のアーティストなどから縁が繋がり、
美術家や画商を経て集まったものです。

一方西洋画のコレクションは少し時代が下り、
1969年に開設された「丸紅アート・ギャラリー」が
(1974年以降「パレス・アート株式会社」として独立)
総合商社としては日本初の美術品輸入販売を始めたことがきっかけです。
第二次石油危機の余波により、1979年に絵画ビジネスが中止された際、
営業資産として残された作品はコレクションに移管されました。
印象派やエコ-ル・ド・パリの作品のほか、
ルネサンス以降の古典絵画も所蔵されています。


丸紅ギャラリーの開館記念展 Ⅰ「日仏近代絵画の響き合い」

2021年11月1日(月)から2022年1月31日(月)まで開催の
丸紅ギャラリー開館記念展Ⅰ「日仏近代絵画の響き合い」は、
フランス近代絵画と日本近代絵画のうち、
色づかいやタッチなど作風が呼応するもの同士を対比させる試みです。

《美しきシモネッタ》は開館記念展Ⅲ(2022年末)で公開予定

2022年6月上旬から開催予定の開館記念展Ⅱでは、丸紅の本領ともいえる染織品が。
そして同年12月上旬を予定している開館記念展Ⅲには、
フィレンツェ・ルネサンスの巨匠サンドロ・ボッティチェッリ(1444頃-1510)が
当時を代表する美女だったシモネッタ・ヴェスプッチを描いた
《美しきシモネッタ》(15世紀後半。テンペラ画)が登場します。

22歳で夭折したシモネッタは他にもボッティチェッリの代表作
《プリマヴェーラ(春)》(1477-1478頃)のフローラや
《ヴィーナスの誕生》(1485頃)のヴィーナスのモデルになったと言われています。
イタリアのウフィツィ美術館が所蔵する大作ともつながる作品が
ギャラリーを飾る日が楽しみですね。

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