三菱一号館美術館サポーター制度(MSS)について(現在休止中)

東京都丸の内にある三菱一号館美術館が提供する三菱一号館美術館サポーター制度(MSS)。
サポーターになる最大の利点は開催中の展覧会に何度でも入場できるところですが、
他にもいろいろなサービスがあります。

MSSの新規入会は2022年1月17日から(MSSギフトは2021年11月15日から)休止中です。
(2023年5月からの長期休館のため。再開時期未定)

三菱一号館美術館サポーター制度

入会手続き 美術館チケット窓口で受付
年会費 MSS(2名用) 7,500円 MSS-mini(1名用) 4,000円
有効期間 入会当日から1年間
公式サイト

サポーターになるとこんなカード(年間パス)を発行してもらえます。

カードの絵柄はロートレックのポスター。なかなかオシャレです


MSSカードとMSS-miniカードで料金と受けられるサービスに違いがあります。
たとえばMSS(7.500円)は会員と同行者1名まで入館料が無料になりますが
MSS-mini(4,000円)は会員のみ無料となります。
年3回ある展覧会の一般チケットがだいたい1,700円(2020年現在)なので、
利用状況に応じて選びましょう。

MSSの申込はこんな手順

MSSの入会手続きは以下の通りです

  • 三菱一号館美術館のチケット購入窓口に行く
  • 「三菱一号館美術館サポーター規約」に同意する
  • 年会費を支払う (MSS 7,500円 Mss-mini 4,000円)
  • 顔写真の撮影
  • サポーターカードの発行 (カードの裏に署名をする)

年会費の支払いの際に領収書が出ます。
この領収書はサポーターカードを紛失した時の再発行に必要です。
(再発行手数料600円)

MSS入会で何ができるのか?

サービスの内容をまとめてみました。

1.会期中の展覧会に何度でも入れる
 会場入り口でサポーターカードを提示して入場します。

 MSS 会員と同伴者1名が無料(それ以外に2名まで入館料500円引)
 MSS-mini 会員本人のみ無料(本人以外に1名まで入館料500円引)

2.MSS貸切鑑賞会
 展覧会ごとに1回開催される貸切鑑賞会に参加できます
 原則として会期中最初の月曜日の15時~21時に開催(展覧会の時期によって異なる)

 MSS 会員と同伴者1名
 MSS-mini 会員本人のみ
 ※貸切鑑賞会当日の入会もできます

 音声ガイド(通常料金は1台600円)の無料貸し出し、
 学芸員によるギャラリートーク(16時と18時 事前の申込が必要)
 などの特典もあり、かなりお得な内容。
 ただし平日の午後~夜に開催のため、参加が難しい方が多いかも知れません。

3.MSS専用サイト
 三菱一号館美術館サポーター専用ページでは、
 期間限定のお得情報、貸切鑑賞会の日程、館長対談などの情報を閲覧できます。
 (サイト閲覧に必要なパスワードは入会時に受け取ります)
 なお館長対談は一般ページでも見ることができますが、専用ページが先に公開されます。

4.ミュージアムカフェでコーヒー/紅茶のサービス ディナータイムは割引も
 Café1894で食事かデザートを注文すると、コーヒーまたは紅茶1杯サービス。
 (通常価格 コーヒー620円/紅茶660円)

 MSS 会員と同伴者1名
 MSS-mini 会員のみ
 ※注文時にMSS、MSS-miniカードを提示

 ディナータイムはお会計から5%オフになります。(パーティープラン除く)
 ※ディナータイムの割引は展覧会の半券でも利用できます

5.提携施設優待サービス
 提携している7つの美術館・博物館で入場料が割引になります。
 キッズスクウェア(丸の内エリアの店舗)で一時預かり託児サービスが割引になります。
 美術館のとなりにある丸の内ブリックスクエア内の対象店舗で
 割引やドリンクサービスなどが受けられます。
 また、その他の提携飲食店4店舗でも割引またはワンドリンクサービスがあります。

年に3回行くなら入会するべき!

長々と書いてきましたが、
サポーター制度の目玉は開催中の展覧会に「何度でも」「無料で」入れることです。
とくにMSS-mini(4,000円)なら年3回の展覧会に一回ずつ行けばモトがとれてしまうので、
( 当日券を3回買ったとして5,100円。前売券でも4,500円)
年3回以上行くなら入会したほうが断然オトク。

逆に、年2回くらいしか行かないならあまりうま味がないということになります。
三菱一号館美術館では1年先までの展覧会スケジュールを公開していますので、
ホームページやTwitterで展覧会情報をチェックしてから入会を決めても良いでしょう。
興味はないけどタダだし、と出かけたら意外と面白くてハマってしまった
なんてことも美術館では良くあるのですが……その辺はお好みで。