日曜美術館「真を写す眼 渡辺崋山」

2020年3月15日の日曜美術館は「真を写す眼 渡辺崋山」でした。江戸後期に生まれた崋山は日々のスケッチで観察眼を養い、西洋の技法も取り入れて「真」にせまる独自の画風を作りました。しかし絵を追求する生真面目な姿勢は晩年の悲劇にも繋がっていきます。

E. L. カニグズバーグ『ジョコンダ夫人の肖像』岩波書店,1975 (アート・美術館のおすすめ本)

「モナ・リザ」とは誰なのか。これについては様々な説があり、モデルの名前が判明してからも謎が残っています。この物語は謎に対するひとつの解答ですが、モデルとなる筈のジョコンダ夫人の登場で幕切れとなり、いま真実を知るのは「モナ・リザ」のみとなっています。

ジョン・ファーマン『これならわかるアートの歴史 洞窟壁画から現代美術まで』東京書籍,1997 (アート・美術館のおすすめ本)

芸術はいかにして芸術になったか…なんてことに思いをはせてみたくなります。近寄りがたい芸術を茶化し、現代アートをこき下ろし、最終的には「好きならそれで良し」と公平なところも見せつつ、西洋美術の流れをユーモアたっぷりにたどる本。

中目黒の「郷さくら美術館」 目黒川近くで一年中「お花見」ができる、現代日本画の美術館

中目黒駅から歩いてすぐの「郷さくら美術館」は、現代日本画に特化した美術館です。近くに桜の名所である目黒川があることにちなんで、一年中「お花見」が楽しめる桜のコレクション専用展示室があり、毎年春には桜の画を集めた「桜花賞展」が開催されます。ちょっと敷居が高いイメージのある日本画ですが、お花見のつもりで覗いてみませんか。

岡崎大輔『なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?』SB Creative,2018 (アート・美術館のおすすめ本)

タイトルだけ見ると変わり種のビジネス書のようですが、京都造形芸術大学のアート・コミュニケーション研究センターが提唱する対話型鑑賞プログラム(ACOP)を事例を挙げながら紹介するものです。「みる・考える・話す・聴く」を基本にした、専門知識を必要としない美術鑑賞。やろうと思えば今すぐにでも始められます。

日曜美術館「琉球の風を纏う 喜如嘉の芭蕉布」

2020年3月1日の日曜美術館は、「琉球の風を纏う 喜如嘉の芭蕉布」でした。大宜味村喜如嘉に芭蕉布を作る女性たちを訪ねた小野正嗣さんは、一反の芭蕉布を作る気の遠くなるような工程とそれに携わる沢山の人の姿に「美しい芭蕉布は理想的社会のあり方だ」とコメントしています。

新宿御苑の太白と関山 チェリー・イングラムゆかりの桜たち

3月なかばを過ぎると、お花見シーズンがやってきます。関東で見かける桜は殆どが染井吉野ですが、多くの種類を植えている施設は方々にあります。新宿御苑では日本で一度絶滅した後に英国人の桜研究家イングラム氏の尽力で里帰りした太白、そのイングラムに嫌われたものの日本では親しまれている関山など、およそ65種類の桜が長期にわたって楽しめます。