「京都の若冲とゆかりの寺―いのちの輝き」会場限定図録は通販で購入可能(5月11日まで)

奇想の画家・伊藤若冲(1716-1800)と、画家が生涯を過ごした京都をテーマにした
「没後220年 京都の若冲とゆかりの寺 ―いのちの輝き―」は大阪高島屋で開催の後、
日本橋高島屋・横浜高島屋と巡回する予定でしたが、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になりました。
未使用チケットの払い戻しおよび会場限定図録の通販は2020年5月11日まで受付中です。

前売りチケット払い戻し期間は2020年5月11日まで

残念ながら、振替開催はありません。

チケットの払い戻しは「セブンチケット」「ローソンチケット」および
「タカシマヤ友の会」「商品券サロン」で購入した
未使用のチケットが払い戻しの対象になります。
(払戻しの際は購入したチケットが必要です)

セブンチケット
チケットが発券された店舗で対応
2020年5月11日(月)23時59分まで

ローソンチケット
発券された店舗および同じコンビニで(ローソンならローソン、ミニストップならミニストップで)対応
2020年5月11日(月)23時59分まで

高島屋で購入したチケット(友の会・商品券サロンなど)
購入した場所で対応
2020年5月11日(月)の営業時間終了まで

3月4日から日本橋高島屋で開催されていた
「―パリが生んだ苦悩の画家―没後65年 モーリス・ユトリロ展」
同じく3月4日から京都高島屋で開催されていた
「生誕135年 竹久夢二展-幻想の美 秘められた謎-」
も、同様に払い戻しとなります。

2020年5月11日までの払い戻し期間を過ぎると、受付はできなくなるそうです。

高島屋のお知らせはこちら

限定図録の通販は郵便局から 4冊以上は要問合せ

開催中止にともない、会場限定の図録が通信販売で購入できるようになりました。
注文の手続きは郵便局の窓口またはATMで。

手続きの内容は以下の通りです

1.郵便局にある「払込取扱票」(青)に以下の
「口座番号」「加入者名」「金額」および注文者の「住所」「氏名」「連絡先」を記入する。
「払込取扱票」は青と赤の2種類がありますが、必ず青い方を使ってください

口座  00910-6-161999
加入者名  MBS展覧会事務局

払込金額(すべて税込)
1冊 2,500円(送料500円含む)
2冊 4,500円(送料500円含む)
3冊 6,500円(送料500円含む)
※4冊以上ご注文の場合は、お問合せください。

(記入例)

2.払い込み手続きを行う(手数料は注文者の負担となる)

3.払い込み確認後、払込取扱票の住所に図録が発送される。
(送付先が異なる場合は通信欄に希望する送付先を明記する)

通販の受付期間は2020年5月11日(月)までです。

MBSのサイトはこちら



図録は1週間ほどで到着 若冲の作品を所蔵する京都の寺院・美術館の情報も

申込からちょうど1週間後に図録が到着しました。

こちらは定番のA4図録を縦に切ったような形をしています(300×145mm、192頁)。
最近は小型の図録も増えていますね。
横幅のある作品は見開きになると綴じ目の部分が見えづらいという問題もありますが
掛軸など縦に長い作品にはあっているようです。
もちろん絵を綺麗に見せるためには版面が大きい方が良いのですけど…
軽くて持ちやすいのは利点です。
気軽に手に取って開けるのは有り難い。

裏側はこうなっていました。
下にあるのは細見美術館所有の《仔犬に箒図》の一部。
これは禅の公案(修行のために与えられる問題)からきているそうで
図録には似た構図の作品がもう1点収録されています。

作品や若冲に関する解説のほかに、
今回出展された作品を所蔵する寺院や美術館のリスト、
そのほかに若冲とゆかりのある寺院や作品を所蔵する美術館のリストが載っていました。

伊藤若冲と言えば富裕な商家の長男で、
家督を弟に譲ってから悠々自適に絵を描いていた仙人のようなイメージがあります。
ところが現実はそれほど優雅でもなかったようで、
50代のとき京都錦小路市場が営業停止を受けた件では営業再開のために
絵画制作の時間を削って3年もの間運動したり、
73歳のときの天明の大火で家財を失って生活のために弟子を増やしたりと、
なかなか世俗的な苦労もしていたことがうかがえました。

この週末は図録を眺めて若冲について学んでみようと思います。