zoomでの会議中、自宅を映すのは抵抗があるから、あるいは面白いから
などの理由で利用され、ちょっとしたブームにもなっているデジタル背景。
博物館や美術館からも、作品や館内の写真などを使った画像が配布されています。
テレワーク・Web飲み会・Webイベントなど、
新型コロナウイルスの感染が拡大する以前と比べると、
Web会議ツールの「zoom」はすっかり一般的になったようです。
このツールは背景のカスタマイズができ、
写真素材・映画・マンガ・アニメなど、いろいろな背景が配布されています。
もちろん博物館や美術館からもオリジナルの背景が無料配布されていて、
ミュージアムを背負って会議に出ることが可能です(笑)
博物館・美術館のデジタル背景
所蔵する資料の画像や、施設内の風景など
普通は写真に撮れない画像が複数の施設から配布されています。
使いかたは保存したあとzoomの設定画面から追加・表示させるだけ。
web背景用の画像を使う
山種美術館「おうちで日本画」より 所蔵作品4点
オンライン会議背景やデスクトップに使える画像を無料配信!当館所蔵品の日本画を眺めながら作業をしてみてはいかがでしょうか。人気の作品4点をピックアップ!ぜひHPよりダウンロードしてご使用ください。(山崎)→https://t.co/yeAJvTYvXS#CultureInQuarantineMW #おうちで日本画 #バーチャル背景 https://t.co/ApiasyojOl pic.twitter.com/Vjedyt66aI
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) May 12, 2020
古代オリエント博物館「オリ博にいる気分になれるバーチャル背景」
オリ博にいる気分になれる #バーチャル背景 もつくっていみました。(個人的にほしかったので・・・)
博物館の展示室ってわくわくして楽しいですよね~(た)#おうちでミュージアム #エア博物館#古代オリエント博物館 pic.twitter.com/Pf5fsd607d— 古代オリエント博物館 (@aom_tokyo) May 1, 2020
東洋文庫「モリソン書庫で仕事をしている気になれる、zoom背景用画像」
モリソン書庫で仕事をしている気になれる、zoom背景用画像を作成しました。みなさまよかったらご利用ください~!
※商用利用はご遠慮ください。#zoom背景 #東洋文庫 pic.twitter.com/Xdmu55qxWc— 東洋文庫ミュージアム (@toyobunko_m) April 21, 2020
東京国立近代美術館「普段は見られないマル秘エリアetc」
【美術館】なんとこの機会に、いつもはお見せしない当館のマル秘エリアetcの写真を#バーチャル背景 にしてお届けしちゃいます!#Zoom 会議や授業など#テレワーク のお供にどうぞ! 💁
※個人利用でお願いします。1. 秘・作品収蔵庫
2. ルソーと@展示室
3. 静かな皇居がみえる眺めのよい部屋 pic.twitter.com/PhRifHxBm4— 【公式】東京国立近代美術館 広報 (@MOMAT60th) May 12, 2020
【美術館】続けてお届けする#バーチャル背景 は、知的なイメージでいきたいあなたへ、当館のアートライブラリの写真です!
アート本をバックに#テレカン や#Zoom会議 に臨むのはいかが?
※個人利用でお願いします。1-3. アートライブラリ
4. 所蔵品ギャラリー前の本棚 #Zoom背景 #テレワーク pic.twitter.com/Aa3hbmWlVk— 【公式】東京国立近代美術館 広報 (@MOMAT60th) May 12, 2020
【美術館】最後の#バーチャル背景 は、レアなおまけ写真をお届けします💁 それどこ?とツッコミが入ること間違いありません!
1. 屋上から人のいない丸の内方面を望む
2. 作品が出入りするバックヤード最前線
3. サイバー感漂う職員用通用口
4. 萩原守衛と@展示室#Zoom背景 #東近美裏側 pic.twitter.com/33m67FYEGN— 【公式】東京国立近代美術館 広報 (@MOMAT60th) May 12, 2020
東京国立博物館「全部わかったらトーハク通な画像たち」
#テレワーク 中の #ビデオ会議 などにお使いいただける、PC用の #壁紙 をご用意しました。
3つ目の画像がどこだかわかる方は、トーハク通ですね!#StayHome #東京国立博物館 #TokyoNationalMuseum #壁紙 #バーチャル背景 #在宅勤務 pic.twitter.com/FIBJrsjzBa— トーハク広報室 (@TNM_PR) May 13, 2020
ご好評いただきましたため、PC用の #壁紙 第2弾をご用意しました。
芦雁図襖(複製)のある応挙館。集中して仕事ができそうな環境です。#StayHome #東京国立博物館 #TokyoNationalMuseum #壁紙 #バーチャル背景 #在宅勤務 pic.twitter.com/3IApuFjzvq— トーハク広報室 (@TNM_PR) May 20, 2020
番外編:大英博物館「ビデオ会議用の画像」
💻🎥 In need of a new background for your video conference calls?
🏛 Try these! https://t.co/16iD5zJ7iq #MuseumFromHome pic.twitter.com/HViQtixKA1
— British Museum (@britishmuseum) April 1, 2020
もちろん博物館や美術館に限らず、
お洒落だったり面白かったりする背景はたくさん公開されています。
背景用の画像はだいたい、
「バーチャル背景」「zoom背景」などの名前で公開されていますので、
好みのものを探してみましょう。
その他、無料公開の画像を使う
もちろん、自分で撮影した写真や著作権フリーの画像を
背景として設定することも可能です。
たとえばアメリカのメトロポリタン美術館は、
ホームページ上の「The Met Collection」で公開している画像のうち、
パブリックドメインとなっているものは自由な利用を許可しています。
利用したい画像の下に「Public Domain」の表記があるか確認してください。
詳細検索の画面で「Open Access」のボックスにチェックを入れると
パブリックドメインの画像のみを検索することができます。
他にも
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
ロサンゼルス・カウンティ美術館
などが所蔵作品をパブリックドメインで公開しています。
(クレジット表記などに独自の使用ルールを設定している場合もあります。ご注意を)
最近は企画展や特別展にあわせてフォトスポットを設けているところも多いので、
お気に入りの1枚を背景にしてみるのも良いでしょう。
デジタル背景用以外の画像を使う場合は
アスペクト比に注意
ただし、背景専用ではない画像を使う場合は
画像のサイズが適当かどうかをチェックしてください。
zoomのヘルプセンターによると、デジタル背景のサイズは
使用するカメラのアスペクト比(ヨコとタテの比率)と一致するのが望ましく、
たとえばカメラが16:9に設定されているときは
1280ピクセル×720ピクセル、または1920ピクセル×1080ピクセルが
最適とされています。
(PCの場合、ウェブカメラの解像度はディスプレイ設定の「解像度」から確認できます)
もともと背景用に配布されている画像は大抵16:9か4:3に合わせているはずですが、
それ以外の画像を使用する時は編集してサイズを調整するか、
縦横の比率が多少崩れても問題ないものを選びましょう。
(iPhoneの標準カメラは4:3がデフォルトで、16:9での撮影はできないようです)
zoomを楽しもう!
わたしなどは各種メディアで取り上げられるようになるまで
zoomの存在すら知らなかったのですが、
オンラインのイベントに参加したくてインストールして以来
とりあえず使うことはできるようになりました。
これからも仕事のミーティングに趣味の交流にと使う機会が多くなりそうなzoom、
どうせなら楽しく付き合っていきたいですね。