牧野植物園(高知県立)のタンブラー梅花黄連(バイカオウレン) ― 水筒と五台山へ!

五台山(高知県高知市)の麓にある「高知県立牧野植物園」は、17.8ヘクタールの敷地を持つ施設です。
広大な敷地を散策するなら歩く距離は長くなりますし、途中の水分補給も必要です。
牧野植物園のミュージアムショップには、水分補給に丁度いいタンブラーがあります。

牧野植物園(高知県立牧野植物園)について

五台山(高知県)の裾野にある植物園

高知県の五台山は標高約140mの小さめの山です。
その裾野に広がる高知県立牧野植物園は、高知出身の植物学者・牧野富太郎博士(1862-1957)の業績を記念して、1958年に開園しました。

「日本植物分類学の父」とも呼ばれる牧野博士は、日本各地および台湾や満洲で植物の観察や収集をおこない、新種の発見・命名などの業績を挙げました。
数多くの植物画を描いた事でも有名です。
そんな牧野博士の名を冠した牧野植物園は、17.8ヘクタールの敷地の中で3000種近い植物を栽培しています。

なお園内のほとんどの道は歩きやすいように整えられています。
山にあるからと言って登山装備で行く必要はありませんが、高低差はありますし、とにかく広い。
野外ですから、所によっては足元が悪いポイントもあります。

牧野植物園を余すところなく楽しむなら、歩きやすい靴・日傘や帽子といった紫外線対策など、野外レジャーを楽しむための工夫が必要でしょう。


高知県立牧野植物園

公式ホームページ

1999年に「牧野富太郎記念館」を新設(東京都練馬区の牧野記念庭園と同じく内藤廣の設計)。
その後も新たな施設の新設、園地の拡張など、保存・研究・教育普及・行楽などさまざまな目的に応える植物園として進化を続けています。

高知県高知市五台山4200-6
JR高知駅からMY遊バス(とさでん交通株式会社)で約24分

9時~17時 ※入場は閉館の30分前まで

年末年始休園 (12月27日~1月1日)
ほか、年数回のメンテナンス休園あり

一般 730円 (20名以上の団体は630円)
高校生以下 無料
年間入園券 2,930円

※身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者と介護者1名は無料
※高知市・高知県長寿手帳所持者は無料


牧野植物園の「タンブラー梅花黄連(バイカオウレン)」


野外を長時間散策するなら、水分補給も大切なポイントです。
牧野植物園にはカフェやレストランがあり、飲料の自動販売機もあちこちに設置されていますが、自分の水筒を持っていくこともできます。

牧野植物園のミュージアムショップで売っている「タンブラー梅花黄連」(税込み3,850円)は、1人分の水分補給にちょうどいい350mlサイズ。
牧野富太郎博士の植物画も楽しめる、一石二鳥のタンブラーなのです。

牧野植物園オリジナルタンブラーはマイ水筒に?お土産に?

牧野植物園オリジナルタンブラーは、仁淀川流域の摘み草で作るハーブティーとお茶の会社 tretre(トレトレ)が、食器メーカー KINTOとコラボして作った牧野植物園オリジナルタンブラーです。
ちなみにtretreの商品には、牧野博士ゆかりの植物を使用した「Makino original blend tea」もあり、タンブラーと同じくミュージアムショップで買うことができます。

タンブラーの形はKINTOのトラベルタンブラー(350ml、ホワイト)に、牧野博士の植物画と「The Kochi Prefectural Makino Botanikal Garden」の文字をプリントしたもの。
スターバックス・タリーズならトールサイズ(350ml)まで、ドトールならLサイズ(ホット270ml / アイス250ml)まで入れることができます。

もとになった植物画は、牧野博士29歳の作品です。
(バイカオウレンの葉書は税込み220円)


牧野植物園とバイカオウレン

バイカオウレン(梅花黄連。梅花黄蓮、五加葉黄連とも)は、本州の福島県より南の地域と四国に自生する金鳳花(キンポウゲ)科の多年草です。
早春(2月頃)に小さな花を咲かせ「春を告げる花」として親しまれています。

「梅花」の名前の通り、咲いた様子が白い梅の花に似ていますが、花びらに見えるのは萼が変化したもので、本当の花びらは花の中央から伸びる一見雄蕊のような部分です。
(実際の色は黄色です)

バイカオウレンは牧野博士が特に愛した花のひとつで、植物園のシンボルマークにも採用されています。

オウレン族の植物は根にも特徴があるそうですが、タンブラーではトリミングされているのが残念ですね。


KINTOのトラベルタンブラーについて

タンブラーのベースになっているトラベルタンブラー(TRAVEL TUMBLER)は、KINTO初の真空ステンレスボトルとして2017年に発表されました。
現在は2サイズ・9色で展開している人気のシリーズで、外出先で飲み物を楽しむために嬉しい工夫があちこちにこらされています。
(デザイナーは安積伸さん)

蓋は半回転で開閉できて、閉まっている時は飲み口をしっかり覆う構造。
飲み口は中身が一気に出てこない形。
500mlのペットボトルより少し太いくらいの本体はパウダーコーティングで滑りにくい…などなど、使い心地と佇まいを追求するKINTOらしい、隅々まで気配りされたタンブラーです。

まさに植物園散策のおともとして理想的なタンブラーですが、植物園のショップで買ったものをその場で使うのはお勧めできません。
このタンブラーに限らず、お店で買ったものをそのまま使うと、おろしたての水筒に特有のケミカルな臭いがします。
水筒・タンブラーは、使い始める前に軽く洗ってから飲み物を入れてください。

言わずもがなの注意を長々と書く理由は、わたし自身がショップで買った水筒に自動販売機で買った麦茶を入れようとしたからです。
冷たいままキープできて水滴も防げると思ったのですが…残念ながら、麦茶のペットボトルと箱に入れ直した水筒を一緒に持ち歩く結果になりました。

オリジナルタンブラーをおともに牧野植物園を散策するなら、植物園に行く前にあらかじめ用意しておくか、牧野植物園で買ったものを一度家で洗って次回に備えるのが良いようです。

タンブラー梅花黄連は牧野植物園のほか、tretre のホームページなどでも購入できます。