太田記念美術館 浮世絵を愛した実業家・五代目太田清蔵の大コレクション(美術館案内)

ラフォーレ原宿のすぐ裏にある太田記念美術館は、実業家の五代目太田清蔵が集めた浮世絵のコレクションを基礎にした美術館です。木版浮世絵・肉筆浮世絵の名品を多数持っており、興味のある方は一度は行ってみるべき美術館だと思います。ただし、他の美術館に慣れていると少し不便を感じることもあるかもしれません。

日曜美術館「異端児、駆け抜ける!岸田劉生」

2020年2月2日の日曜美術館は、「異端児、駆け抜ける!岸田劉生」でした。大抵の人にとっては「麗子像の人」だろう岸田劉生。もちろん娘ばかり描いていたわけではなく38年の生涯で様々な画題を描いてきましたが、そのどれもが「何かがヘン」。ゲスト・出演者は様々な手段で作品を分析し、岸田劉生を読み解きます。

日曜美術館「被災した美術品を救え!~文化財レスキュー最前線~」

2020年1月26日の日曜美術館は、「被災した美術品を救え!~文化財レスキュー最前線」でした。地震や水害などで被災した文化財・美術品の修復にはこれから長い時間がかかります。災害の多い日本で文化財を守るためには何よりも「関心を持つこと」が必要なのだそうです。

大給湛子(朝香宮湛子女王)とは? ― 朝香宮邸最後の女主人を知るための3冊の本

『庭園美術館へようこそ―旧朝香宮邸をめぐる6つの物語』は、6人の文筆家やアーティストが、それぞれの方法でかつての朝香宮邸の姿や人の営みを再現した作品を収録したアンソロジーです。2014年のリニューアルオープン(一部)記念に出版されました。この本と一緒に庭園美術館に出かけて、かつての邸宅と今の姿を見比べてみるのはいかがでしょうか。

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原美術館「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020-さまよえるニッポンの私」 ところで私って何?

2020年1月25日から原美術館で「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020-さまよえるニッポンの私」が開催されます。真理・価値・思想は「いくらでも自由に着替えることができる」との発想に到った作家が「さまよえる日本の私」とはなにかと問う「Ego Obscura」を前に、鑑賞者もまた「私」とは何かを考えることになるでしょう。

日曜美術館「自分が感じたものが尊い~山本鼎と児童自由画運動~」

2020年1月19日の日曜美術館は、「自分が感じたものが尊い~山本鼎と児童自由画運動~」でした。もとは木版の工房で彫師として奉公していた山本鼎は、他人の下絵を彫るだけの作業に飽き足らず絵の道に進みました。のちに美術教育の改革に乗り出し、伝統的な手本を写す絵画教育に対して子供が自由に描く自由画運動を起します。